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- Postcards and Stamps - 井内宏美の絵がポストカードになりました。 シンプルなデザインと上質な紙で絵が引き立つように仕上げています。 作品を身近に感じて頂けると幸いです。 - Shell memo, Shell Masking Tape - 金沢発のブランドpaper+able=「paperable(ペパラブル)」とのコラボレーションでデザインした貝のメッセージカードと、 マスキングテープです。 すべて手作業で描いた原画をもとに商品開発をしている為、独特の温かみを持ったアイテムです。 Paperable: by 株式会社山越 https://www.kai-p.co.jp/ 井内 宏美 アーティスト。1981年香川県生まれ。同地在住。 世界を旅し、原風景とは何か、日本らしさとは何かということを、追い求め、密教や禅の思想に根ざした精神性、宇宙や生命エネルギーを、独特な感性によって描き、視覚化する。 主に絵画を制作するが、彫刻、パフォーマンス、企業とのコラボレーション企画による商業デザイン、芸術ワークショップ等、多岐に渡る活動を行なっている。 Introduction 井内宏美の作品は取り巻かれた自然環境にもとづく瞑想であり、同時に無数の存在可能な世界や視点に形を与えようとする試みである。画面上で個体と液体と気体が反発と誘引の相反する力の渦巻きの中でぶつかっている。私たちは新しい宇宙の誕生のミリ秒後、あるいはかつてすべての取り巻くものを吸収していた巨大なブラックホールの最後の崩壊の目撃者になり得るかもしれない。 -Artist, Morgan Betz 絵画とは結局「自画像」であり、それがどれだけ普遍性を持つかが作家にとって課題であるとすれば、井内の作品群はその課題に真っ向から挑戦するものです。 -Gallery Director, 森岡光 井内宏美ほど「均質」という言葉を拒絶し続ける画家もめずらしい。ポストモダンがキーワードになった80年代早々に、四国の香川で生を受けた井内にとっては、もはやこんなキーワードなど流行遅れも甚だしいに違いない。だが、20代にその流行に感染しかけた、すでに古い世代の僕が、初めて井内の絵に出会ったとき、平気で色もてわざも奔放する、その流動性に驚いてしまった。そこではアジア的筆触対ミニマムエッジが、フォーマリズム的感情対王朝的順欄が、何食わぬ図太さと、異形な均質の上に共存しようとしていたのだ。当然僕は井内の作品に、ポストモダンの経緯とは別種の、「散在系」とでも呼べばいいのか、美術のムーブメントとは対極に、自己の内部から勝手にわき起こる表現というのもあるのだということを発見したのだと思う。井内の絵は、均質をよしとする時代背景からすると、全くの逆流であり、まったくの傍流を突き進んでいるような特異性を与えるだろう。しかしこの特異性を纏うことで、世界がのっぺりとした断層の幻想から解き放たれ、世界は均質ではないのだと、井内宏美はもう一度表現のアプローチに自分を委ねる。そうして、自分自身の内部を手探りするように、誠実に絵画の表面を這うことで、自分本来の場所を探すための旅を続けているのだ。 -Art Director, 仲世古佳伸 絵が彼女自身だよ。都会性と田舎の土着性との両方を持っている。 -Photographer, 荒木経惟 Artist Statement 私の作品は密教と禅の思想に根ざしています。それは空の精神で、引き算の哲学です。それとは反対に現代社会は新しいものや刺激があふれる足し算の世界です。私は、その足し算の世界のカオス・セオリーと、引き算の哲学のミニマリズムを、時に片方づつ、時に一つの画面の中に両方を描きます。その為、私の作品は、大きく二種類に分けることができます。一つが曼荼羅のように、言葉では表現できない聖なる場を表わす包括的で緻密な絵、もう一つが禅の庭のように、取り入れる要素を削ぎ落し、限られた空間に広がりと緊張感を作りながら自然を描き出す象徴的な絵です。その二つが阿吽の呼吸となり、引き算の哲学と足し算の世界の融合する宇宙観を描き出します。 それによって観る人の瞑想を呼び起こす引き金でありたいと願っています。 Exhibition 2023 
“運命を変える「石」の処方箋 原画展 —鉱物、“神を宿す”マテリア—” 那須芦野・石の美術館 Stone Plaza, 栃木 / 個展
 2022 
“コンテンポラリーアート展” 井上商会, 香川 / ロッカクアヤコ、奈良美智、Kenji Masawa, 難波田龍起、Banksy, Hiromi Iuchi 他
“うつろいゆく多様性展” by Ginza Galleries, Park Hotel Tokyo, 東京 / 谷敷謙、河嶋淳司、半山修平、Hiromi Iuchi 他 
“「運命を変える石の処方箋」原画展” New Jewelry Tokyo 2022, Spiral Hall, 東京 / 原画展特設ブースにて展示 2021 
“Keep in touch” Feb Gallery Tokyo, 東京 / 上田 暁子、Ed Tsuwaki、Forty Percent Against Rights、藤井 フミヤ、Hiromi Iuchi 他 
“第70回オークション” i ART オークション, 東京 / 表紙作家特設ブースにて展示
 “AKATSUKI” 井上商会、香川 / 個展 2017
 “The IQOS Pathfinder Project” ミラノ・デザイン・ウィークにて展示, イタリア / Quayola, Panter & Tourron, Hiromi Iuchi 他 ”Tokyo to Milan” IQOS ストア銀座, 東京 / 個展
”Tokyo to Milan” IQOS ストア福岡, 福岡 / 個展 2016 アーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加 “Mithuna” 緑光・Marute、台湾 / 個展
伊勢丹新宿店2階にて作品を展示, 東京 2015
 “Art Stand Exhibition” T-Art Hall at TERRADA, 東京 / Morgan Betz, Hiromi Iuchi 他
アート・フェア アムステルダム・ドローイングに参加, オランダ
”Baby Face Planet” Willem Baars Project, オランダ / 個展 2014 
伊勢丹新宿店2階にて作品を展示, 東京 2013
 アート・フェア アムステルダム・ドローイングに参加, オランダ 
“II TENKI” Willem Baars Project, オランダ / Hiromi Iuchi, Shizu Mizuno, Hiroyuki Nisougi, Fuyuhiko Takata, Masakazu Takatori
 ”ATMAN” Sottoprodotto, 香川 / 個展 
“ナツノトビラ” 伊勢丹新宿2階イセタンガールギャラリー, 東京 / 個展 2012 
“Night Songs” Waitingroom, 東京 / Hiromi Iuchi, Ivette Zighelboim, 辻可愛、森田晶子、加藤豊 
“Tokyo modern natural” En Billet Paris, フランス 2010 
“O Jun & 四式 Performance Artist” A.I.R. 遊工房アートスペース, 東京 / 太田麻里、太田黒衣美、井内宏美、佐藤万絵子
 “Immemorial Foreseeing” フェリーニ・ギャラリー, 中国 / Takashi Arai, Hiromi Iuchi, Masamitsu Katsu, Ryuichi Ohira 他 
“No Man’s Land” 在日フランス大使館旧庁舎, 東京 / Nicolas Buffe, Claude Lévêque, Alexa Daerr, Lilian Bourgeat, Hiromi Iuchi 他 2008
 Collaboration Exhibition [Fashion Plus]展” The art complex center of Tokyo, 東京 / Satoko Ozaki, Hiromi Iuchi 他 
”Frantic Drawing” Art Project Frantic, 東京 
”Burrow/Release” Art Project Frantic, 東京 / 個展 
“Deep Pop 2” Ad Hoc Art Gallery, アメリカ 
“Deep Pop” Br. Kenneth Chapman Gallery, アメリカ 2007 
“純情の衝突 日韓現代美術交流展” BankART NYKスタジオ, 横浜 / 杉原信幸、渡邉知樹、青島左門、井内宏美、Tae Yeon Kim 他 2006 
“Coloring Series” Presented by Someone‘s Garden, 東京 / 個展 2005 
“Lost Loss Loss Lost” ライブ・ペインティング・パフォーマンス Cave Gallery, アメリカ 
“I” Cave Gallery, アメリカ 2004
 Vision Festivalにパフォーマンスで参加 Palais de Tokyo, フランス
 "Alice in Wonderland” AG Gallery, アメリカ 2003
 “Meditation Series” Cave Gallery, アメリカ Design Project 2023 大成生コン株式会社コーポレートサイトの為の作画を担当。 2022「運命を変える石の処方箋」Yuji氏著 の挿画を担当し、71個の石を描き下ろす。KADOKAWA出版。 2018 株式会社山越のブランド”Paperable”から、作画を担当したシェル・マスキングテープ5種が発売される。 2017 IQOS ”Milan to Tokyo”プロジェクトに参加、メイキング・ドキュメンタリー、2種のIQOSスリーブのデザインを行う。 2016 IQOS "アーティストコレクション" プロジェクトに参加、2種のIQOSスリーブのデザインを行う。 2014 株式会社山越のブランド”Paperable”とコラボレーション、あのいろのノート、つき、はな、エメラルドの表紙画を担当。 2013 株式会社山越のブランド”Paperable”とコラボレーション、シェル・メモカード9種の作画を担当。 2008 作品集 “70 percent fiction, 30percent Reality”を出版。 Education 2005 Parsons School of Design (New York) 2002 Chelsea College of Arts (London) 2001 金沢国際デザイン研究所 2000 高松工芸高校美術科 旅をした国々 フィンランド, フランス, イタリア, 中国, イギリス, アイルランド, スペイン, アメリカ合衆国, アルゼンチン, ウルグアイ, パラグアイ, チリ, フィリピン, インド, オランダ, ドイツ, 台湾, ベルギー *訪れた順に並んでいます。